先日発注しておいたQC2が今朝届いた。早速試したところ、期待通りの良さを味わうことができた。僕は周囲の人には、「あんなところに人が住めるところがあるの?」と呼ばれるような場所(僻地というのではなく、逆に都心も都心、ど真ん中といえるのだが、アメリカで言えば昔のソーホーのような場所、といえばCoolに聞こえる?)に住んでおり、実は平日は夜間でも車の通りが激しくて、お年寄りや耳が過敏な人ならとても安眠できない。(僕自身は仕事を終えてベッドに倒れれば、2秒で寝てしまうが)
今日は土曜であり、いつものうるささと比べれば静かではあるが、それでもQC2を耳に当てて、ノイズキャンセリングのスイッチを入れたとたん、多くの騒音がスッと落ちていく。消えるというより落ちるという表現が合うのだ。
これは通勤や(15分も乗らないが)日中の街中ではおおいに役立ちそうである。今月には長時間フライトに耐えねばならないのだが、どれだけ時差ボケ解消になるのか、とても楽しみだ。iPodとの組み合わせも良さそうだし。
QC2を標準ヘッドフォンに”指名”したからには、これまで愛用してきた(同じBoseの)Triportはワークアウト時専用として、そしてSonyのMDR-EX70はVespaに乗っているときには(ほんとはいけないのだが)使用することに決めた。音質的にはTriportが一番いい気がするが、QC2であれば音楽を流さなくてもオフィスで集中したい時間には、ノイズキャンセル機能だけを使うことができるし(その際には、iPodとつながずに、コード自体を外しておけるので便利だ)。
そもそも僕は日本の騒々しさが嫌いなのである。車や電車等、都会につきものの喧しさはかまわない。好きで都心に住んでるし。ただ、例えば成田に到着すれば、「動く歩道」でいちいち『Watch your step(足下に注意)』と馬鹿でかい録音ボイスに閉口するし、Suicaにチャージしようと思うと「領収書の有無を云々」と、これまた考えられないほどの大きな声でわめき散らす。駅の構内では電車の往来を告げる声がお節介を焼く。子供か、我々は?
日本ほど必要以上にうるさい音(特に人間の声)を聞かされる国は無い。だから、質の良い静寂を簡単に手に入れられるのであれば、これはカネを出しても買うべきだと思うのである。
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